2023年はウサギ年。因幡の白兎の神話が残る鳥取県には、多くの人が訪れています。
その、白兎の伝説、実は有名な白兎海岸だけでなく、いろんな場所に残されています。ぴょんぴょん跳ねるウサギのように、地域活性化の起爆剤にと期待が高まっています。
白うさぎがサメを騙して渡ったという白兎海岸の近くにある白兎神社。
ウサギ年の元日、参道は大行列となり、本殿に着くまでに1時間以上もかかりました。

初詣客
「結構並んでいたので、すごい寒い中待ちました。」
騙したサメに毛を剥がされるなどして泣いていた白うさぎに、大国主命が真水で体を洗い、蒲の穂に横たわるよう教えて救った神話ゆかりの地が、白兎神社です。
白兎神社 河上統一 権禰宜
「やっぱり兎年でウサギさんの力にあやかりたいという方が多いのかなと思いますね。」
神話ゆかりの地は、白兎神社だけに留まりません。
例えば地名。
このバス停は、「倭文(しとり)」と読みます。
八上姫のもとへ向かう途中、大国主命が恋文をしたためた地と伝えられています。

千代川沿いの地名は「袋河原(ふくろかわはら)」。
大国主命が担いでいた袋を、ここに下ろしたと伝えられます。
