トクリュウの新たな手口は「冷蔵庫」 “毎日の電話”で信じ込ませる罠
高柳キャスター:
トクリュウによる事件では、新たな手口も出てきています。

これは東京・町田市で8月に発生した事件で、被害者は80代女性です。
まず女性のもとに「郵便局員を名乗る男」から電話がかかってきました。「香港へ不審な郵便物を送ろうとしていないか」などと言われ、「この後、静岡県警からも電話がある」と伝えられ、電話が切られました。
その直後、実際に「警察官を名乗る男」から電話があり、「個人情報が悪用されている」と言われたそうです。
さらに、お金の保管方法などについて質問を受けた女性は、自宅に現金100万円があることを伝えてしまったということです。

その後、警察官を名乗る男から「すべて集めて冷蔵庫に入れて保管してください。泥棒も冷蔵庫の中までは見ないので安全です」と言われたといいます。

この話を信じた女性は、冷蔵庫の中に現金100万円を入れたということです。
TBS報道局 社会部 伊東宏晃 記者:
警察官からの電話があると、なぜか信じてしまいがちですよね。
この女性に話を聞いたわけではありませんが、「警察官が言っていることを守れば良いのではないか」と信じてしまった可能性も考えられます。
高柳キャスター:
冷蔵庫に隠した現金ですが、今回、すぐには奪っていませんでした。

冷蔵庫に隠した後、毎日「警察官を名乗る男」から電話がかかってきました。男は保管場所が変わっていないかや、外出のタイミングについて尋ねてくることもあったそうです。
日比麻音子キャスター:
登場人物が何人もいたり、毎日電話がかかってきたり、手口が複雑ですね。違和感に気がつきにくいような手口になってるのでしょうか。
TBS報道局 社会部 伊東宏晃 記者:
毎日電話がかかってくると、「気をかけてくれているのではないか」と思ってしまうこともあると思います。
実際、郵便局や警察からこういった電話が来ることは絶対にありません。
ニセ警官からの電話は穏やかな口調で話しかけてくるので、なおさら、被害者も信じてしまい、結果として、事件に巻き込まれてしまうということが多いそうです。

高柳キャスター:
そして、女性は「警察官を名乗る男」に外出する日時を伝え、最初の電話がかかってきてから5日後、外出していたときに冷蔵庫から現金100万円を盗まれたということです。
ここまで時間をかけると逆にリスクもあるのかなということも感じますが、なぜ時間をかけてこういった犯行に及ぶのでしょうか?














