廃業した「昭和のラブホテル」

一方で、一筋縄でいかない「空き家」「空きビル」もある。1984年に建設され、およそ15年前に廃業した大牟田市の「愛ランド」。いわゆる「ラブホテル」だ。
かつてはギリシャ神話風の女神のファサード、各部屋が掲示されたパネル、艶のあるピンクの電灯が客を迎えていた。「吉浦ビル」代表の吉浦隆紀さんは、ここも2021年に買い取った。現在、森田さんが活用方法を検討している。
森田英介さん
「見ての通り内装がそのまま残っているのか面白い所なんですけど、昭和の建物らしく和室調で橋が架かっててっていう昭和感が感じられるような内装の部屋が沢山あって、面白いポイントかなと思います。」
しかし、団地や旅館のようには、進んでいない。現在入居しているのは1部屋。借主の大工の女性(28歳)が、仕事が休みの日曜日にリノベーションしている。
森田英介さん
「入居者募集をしたところ何組か借り手がありましたが、遠方からの方が多く、多くが途中で退去されました。」
ところが今年6月に、屋上で「音楽フェス」を開催したところ、大盛況だった。
森田さんは今、「愛ランド」を宿泊や住居ではない別の使い方に目を向けている。
森田英介さん
「アーティストの方のアトリエや、活動を披露する場として使えないかと思っています」
「愛ランド」は2027年春、大牟田市で開催されるアートフェスタの舞台にもなる予定だ。














