夏の気温が上がることでコメの品質低下が懸念される中、宮城県が試験栽培している高温耐性があるコメの稲刈りが行われました。高温環境を保つため、ハウス内で栽培され、低品質のコメの発生率は他のコメに比べ低いということです。

大崎市にある県古川農業試験場で試験栽培中の高温耐性があるコメ=「東北247号」の収穫作業が行われました。夏に猛暑が続くと、白く濁りコメの品質が低下する懸念があります。そのため試験場では、2023年から高温耐性のある「東北247号」を試験栽培してきました。

2026年は、初めて高温環境を保つハウス内で穂が出た7月下旬から、最低気温が28度以上になるよう育ててきました。過去3年の調査では「東北247号」は同じ条件で育てた「ひとめぼれ」に比べると、白く濁ったコメの発生率が6分の1程度に抑えられ、2026年収穫されたものも白く濁ったコメの発生率が低いと言います。

県古川農業試験場 作物育種部・木皿正人・主任研究員:
「収穫してみて『ひとめぼれ』よりも(高温耐性が)強いと確認できた。ホッとしている」
「十分現場でも栽培できると考えている」

古川農業試験場では、2027年2月に宮城県が開く主要農作物品種審査会で、「東北247号」の優良品種指定を目指しており、2029年に一般作付けができるよう試験を進めていきます。