■プロ野球 オリックス1ー7ソフトバンク (17日 京セラⅮ大阪)
ソフトバンクはオリックスに逆転勝ち、昨年7月以来の9連勝で3年連続22度目のリーグ優勝を決めた。球団3連覇は60年ぶり3度目(51~53年、64~66年)で小久保監督は就任以来3年連続の栄冠となった。先発・松本晴が2回に紅林に16号ソロを浴び先制されるが5回を6安打1失点に抑える。すると6回、柳町の適時二塁打で同点、牧原大が決勝の2点適時三塁打に相手のミスで一挙、4点を奪い逆転。救援陣は鈴木豪、ヘルナンデス、オスナ、杉山が鉄壁のリレーで無失点に封じた。小久保監督がマウンドで7度、宙を舞った。
スタメンは1番ファースト・正木、2番レフト・近藤、3番DH・柳田、4番サード・栗原、5番ライト・柳町、6番ショート・川瀬、7番センター・牧原大、8番キャッチャー・海野、9番セカンド・庄子で臨んだ。
オリックスの先発・曽谷に1回2死から柳田がレフトへツーベース、栗原は四球で一・二塁も柳町は遊飛で先制できず。2回は2死から海野が四球も庄子は遊飛でつながらない。
先発・松本晴は今季20度目の登板、自身初2ケタ10勝3敗、防御率2.96。今季オリックス戦は6度目、1勝2敗も防御率2.23。松本晴は1回1死から宗に左安打、来田を空振り三振、宗に二盗を決められるが太田を遊ゴロに取る。
だが松本亜晴は2回、先頭・紅林にレフトスタンドへ16号ソロを運ばれ先制される。先制された直後3回の攻撃は先頭・正木が右翼線へツーベースも近藤が左飛、柳田が空振り三振、栗原が遊ゴロと不発。
松本晴は3回、先頭・宗に中安打も来田を二ゴロ併殺打に取りピンチの芽を摘む。だが4回の攻撃は柳町、川瀬、牧原大と凡打に終わる。
松本晴は4回も1死から杉本にツーベースも内藤、渡部を抑え追加点を与えない。5回の攻撃は2死から正木が左翼フェンス直撃ツーベースも近藤は空振り三振と1本が出ない。
松本晴は5回も無失点に抑え80球、6安打、1四球、2奪三振の1失点で降板。
すると6回の攻撃で曽谷に柳田が中安打、栗原が四球で無死一・二塁から柳町が中越えのタイムリーツーベースを飛ばし1-1の同点に追いつく。
ここでオリックスは2番手・富山に代わり川瀬の犠打で1死二・三塁とすると牧原大が右中間へ2点タイムリースリーベースを弾き返し、3ー1と勝ち越す。さらに2死後に富山の暴投で、4-1となった。
6回、2番手・鈴木豪が太田を遊ゴロ、紅林も遊ゴロ、杉本を右飛と中軸を凡打に打ち取る。7回は3番手・ヘルナンデスが内藤、渡部、堀の下位打線を3人で退ける。
8回、4番手・オスナが先頭・西川に左安打も宗を二ゴロ併殺打、来田を三飛に取った。9回には敵失と川瀬の適時打、川瀬の犠飛でダメを押し9回は守護神・杉山が無失点で締めた。
≪ソフトバンク 今シーズンの足跡≫
小久保監督が就任して3年目の今季は開幕カードで昨季、終盤まで激しく優勝を争った日本ハムに同カード3連勝と好スタートを切る。3年ぶりに開幕5連勝を飾るが、WBCの影響を受けたモイネロの不在、移籍した有原、昨季13勝を挙げた大関の不調と先発陣が定まらず4月は貯金2と京セラⅮで11連勝のオリックスに後塵を拝した。5月も投打が噛み合わず20日には今季最多借金2となり4位まで順位を下げる。
だが交流戦前の最終カード・日本ハム戦に本拠地で3連勝し息を吹き返す。9度の優勝を誇る得意の交流戦は初戦こそ巨人に敗れるが直後から7連勝、西武が驚異的な勝率を残し交流戦優勝こそ譲るが14勝4敗の2位で終え、首位・西武と3.5ゲームの2位でリーグ戦に戻る。
6月末からの西武との首位攻防戦で3連勝し4月18日以来の単独首位に返り咲く。7月は連敗が2連敗の1度だけ、16勝6敗と勝ち星を着実に重ねていく。そして8月5日・日本ハム戦で4点差を追いつかれながらも8回に野村の決勝2ランで5連勝、優勝マジック37を点灯させた。8月も連敗は3連敗が1度だけ、西武と日本ハムとの直接対決では負け越しがなく勝負強さを見せ順調にマジックを減らす。9月も6ゲーム差の日本ハムを今季3度目の同一カード3連勝で下し、そのまま負けることなく昨年7月以来の9連勝で歓喜のゴールテープを切った。
投手陣は3年目で覚醒した前田悠が開幕から無傷の12連勝、左右の両輪となった松本晴と大津はシーズンを通じて安定したピッチングを見せともに2ケタ10勝に達した。また7月中旬から先発に転向した上茶谷、序盤の不調を脱した上沢もともに8勝、8月から復帰したモイネロは既に5勝と昨季MVPに違わぬ実力を発揮している。救援陣は先発が降板後、オスナ、ヘルナンデス、津森らが7回までをつなぎ、8回を松本裕が務め9回は守護神・杉山が締める勝利の方程式が崩れることはなかった。
打撃陣は5月中旬から正木が1番に定着、球団記録となる7本の先頭弾を含むリーグ5位・27本塁打を放ち、チームを牽引している。また同じく5月中旬から4番に座る栗原は37本塁打、リーグ6年ぶりの3ケタ111打点とリーグ2冠の打棒を続けると連動するように近藤も、ともにキャリアハイを更新する28本塁打、98打点を叩き出す。チーム最年長・柳田も負けじと3年ぶりの規定打席に達成を伺い、3年ぶり2ケタ17本塁打にリーグ3位・打率.297と好調をキープしている。またチーム44失策は両リーグ最少で勝負所での堅守が光る。(記録は17日・現在)














