今年3月、島根県西ノ島町で潜水作業にあたっていた男性が窒息して死亡した事故を巡り、松江労働基準監督署は17日、安全管理を怠っていたとして男性が所属していた会社と、当時の現場責任者の男性を書類送検しました。

労働安全衛生法違反の疑いで松江地方検察庁に書類送検されたのは、島根県松江市の建設会社と、同社の現場責任者の40代の男性です。

島根労働局などによりますと、この事故は今年3月13日、島根県西ノ島町浦郷港沖の防波堤で、現場作業員の60代の男性が潜水作業を行っていたところ、男性に空気を送っていたホースが起重機船のアンカーの滑車に巻き込まれて空気が送られなくなり、男性が溺死したというものです。

労働安全衛生法では、作業員が圧縮機から水中で呼吸をするために必要な高圧の空気を受けて潜水作業を行う場合は、鋭利な刃物を携行させなければならないと規定されていますが、現場の安全管理を行っていた現場責任者の男性は、これらを怠っていた疑いがあるということです。

なお、この工事は島根県が発注し、去年5月から今年3月23日までの工期で行われているものでした。