27世代 10万匹以上の大追跡

これらのリズムが狂ったハエを正常なハエ(約24時間)と一緒に飼い、27世代・約1年間・10万匹以上にわたってサバイバル競争を追跡しました。
結果は明確でした。せっかちなハエも、のんびりなハエも、世代を重ねるごとに徐々に集団の中から姿を消していったのです。
さらに研究グループは、光をずっと当て続けて全員の体内時計を「ストップ」させた環境でも実験を行いました。
もし脱落の原因が体内時計以外にあるなら、この環境でもリズムが狂っていたハエは負け続けるはずです。
ところが実際には、体内時計が全員止まった状態ではリズム異常のハエも脱落しなくなり、サバイバルへの影響は消えました。
この結果が示すのは、「地球の24時間と体内時計のリズムがズレていたこと(ミスマッチ)」こそが、脱落の直接の原因だったということです。
詳しく調べると、リズムが狂ったハエは交尾のペアを見つけるタイミングもズレてしまい、残せる子孫の数が少なくなっていることも明らかになりました。














