“家族”の絆を胸に、アゼルバイジャンへ

「あなたが命を掛け『テント』(解体した国際テロ組織)壊滅を目指したというのに、今度はその『テント』が命を掛けてあなたに協力する。何か天運を感じますね」。自らの命も懸ける乃木の覚悟を聞いた櫻井は、別班員5人の毒殺決行を現地時間6月10日18時へ延期。

乃木たちに残された時間は、229時間。

櫻井は、衛星や別班の自動通訳機、現地別班員との接触を認め、保釈中の天才ハッカー、“ブルーウォーカー”こと太田梨歩(花岡すみれ)の海外渡航も特別に許可。警視庁サイバー犯罪対策課の東条翔太(濱田岳)の同行も、公安部の部長・佐野雄太郎(坂東彌十郎)に依頼すると約束する。ただし、これ以上の延期はない。

柚木薫(二階堂ふみ)に抱きしめられ驚く乃木(日曜劇場『VIVANT』第2シーズン 第18話より)

日本を発つ前、乃木の変化に気づいていたのが、恋人で医師の柚木薫(二階堂ふみ)だった。「昔は一人ぼっちだったかもしれないけど、今の乃木さんはもう一人じゃないんですよ」。その言葉を聞いた乃木は思わぬ行動へ。そばにいた乃木の恩人で今は亡きアディエル(Tsaschiher Khatanzorig)の娘、ジャミーン(本間さえ)は大喜び!薫もさすがにそこまでは読めなかったようだ。視聴者からも「癒やし」の声が上がった。

大切な“家族”に送り出された乃木は、アゼルバイジャンの首都・バクーへ。地下鉄の長いエスカレーターですれ違った人物から一瞬でメモを受け取り、「あんなの神業レベル」と驚きの声も。読み終えると、メモは手の中で砂状になって消える。そのまま指定された書店へ向かい、隠し部屋でコーカサス地方担当の別班員・田代久美子(レイヤマダ)と合流した。田代はゴルバドとシャキ城のデータを乃木へ託し、「こちらは後方支援にはなりますが、全力を尽くします」と送り出す。

地下鉄ですれ違った人物、そして無言で乃木を奥へ通した書店主は、奪還作戦にどう関わるのか。バクーの街では、すでにいくつもの歯車が動き始めていた。