ゴルバドへ。心理戦の裏で奪還作戦が動き出す
乃木たちが救出へ向けて準備を進める一方、シンシーでは、別の作戦が進んでいた。
飲食を絶たれ9日が経過した野崎。「フードロスニキ」として話題の配膳係・シン・ジュンユー(漢字表記:沈俊宇/髙﨑俊吾)の嫌がらせは相変わらず続いていた。衰弱しきった野崎に手を差し伸べたのは、リュウ。必死に介抱するが、ハン・リンシン(漢字表記:樊林杏/宮下今日子)に明かした狙いを聞くと、見え方は一変する。「究極の愛は、人を狂わせるんです」。視聴者の間ではその危うい“愛”にざわつく声もあった。
ゴルバド国境近くの後方拠点では、日本企業の現地法人で働くフィルザ(Gulnar Yunusova)が太田と東条を迎え、自動通訳機を手渡す。乃木が地下鉄ですれ違った人物だ。フィルザはゴルバド・ルモー地区の管理施設へ潜入。太田と東条から託された送信機を配電盤に仕掛ける。前線だけでなく、通信面の準備も着々と進んでいた。
現地時間6月6日23時、チョッキーのプライベートジェットがガラマン空港へ到着。チョッキーやノコル、ゲルン、調査作業員を装ったY2Kの精鋭がゴルバドに降り立つ。
翌7日9時、乃木と新庄は漁師姿でアロフ漁港へ。武器をイワシで覆い、バクーの書店主・ナティック(Ruslan Huseynov)が運転するトラックに乗り込む。検問をすり抜け、そのまま集合地点のイシク発電所へ。空から、陸から、そして通信網から。全員生還を懸けた作戦が、現地で動き始めた。














