米中の激化している「AI開発競争」国同士の足並みは揃えられるのか
高柳光希キャスター:
AIが国家の安全保障や経済力などを左右する面があります。
スタンフォード大学の研究「AIインデックス」によると、各国で激化しているAI開発競争の中でも、特に突出しているのがアメリカと中国です。

AIの性能において、2023年頃まではアメリカが優位に立っていましたが、中国が追いつくとまたアメリカが離すということを繰り返し、2026年3月時点ではほぼ拮抗しています。
世界の覇権にも関わるAI開発ですが、各国同士で足並みを揃えることはできるのでしょうか。
ワシントン支局 守川雄一郎 記者:
簡単ではないという指摘が専門家の主流です。

来週には、トランプ大統領と習近平国家主席がワシントンで首脳会談を行います。
この首脳会談の場で、AIの安全性についても話し合うとトランプ大統領は言及しています。
しかし、トランプ大統領が中国に対して厳しい姿勢で臨むのではなく、ディールを優先するのではないかという懸念も指摘されており、首脳会談の行方が注目されています。
井上キャスター:
AIについて具体的に何を話し合おうとしているのでしょうか。
ワシントン支局 守川雄一郎 記者:
1つが▼AIの安全性についてのルールを作ろうということ、もう1つがアメリカにとって鍵となっている▼AIにとって必要不可欠な先端半導体の取り扱いが挙げられます。
2025年に開かれた首脳会談では、トランプ大統領は中国に対する融和姿勢を見せ、先端半導体の輸出規制を緩和するという姿勢を示しています。
こういった面での米中のディールに繋がるのではないかという思惑もあると指摘されています。

出水キャスター:
トランプ大統領にとっては支持率を下げないというのが条件だと思いますが、AIに関してのアメリカ国内の世論というのは、今どちらに傾いてるのでしょうか。
ワシントン支局 守川雄一郎 記者:
オープンAIやアンソロピックのような新興企業が次々と大企業になり、いわゆるアメリカンドリームのような形で憧れの対象でもありましたが、AIが拡大していくにつれて、技術の怖さ、先の見えない恐ろしさというようなものがアメリカ国民の間で広がっています。
一体どうなってしまうのかというような不安が、いま非常に広がっている状態にあります。
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<プロフィール>
守川雄一郎
JNNワシントン支局
アメリカでAI開発の現状を取材
山口真由さん
信州大学特任教授 ZEN大学教授
財務省、弁護士を経て現在は「家族法」研究が専門














