正社員はもちろんのこと、アルバイトなどの職場選びでも「福利厚生」が今、重要視されています。情報通信業社の株式会社エーピーシーズが行った3,000人を対象としたアンケートでは、およそ9割が「職場選びで福利厚生を重視する」と回答しました。
福利厚生サービスを企業に提供する株式会社ベネフィット・ワンの松田浩次常務執行役員は、「ここ近年は、パート・アルバイトの人に福利厚生を提供したいというニーズが、私どもの肌感覚では一昨年ぐらいから約3倍に高まっています」と話します。

背景にあるのは、深刻な人手不足です。厚生労働省によると、パートタイム労働者の離職率は社員のおよそ2倍という調査結果。福利厚生を手厚くして離職率を下げることが労働力確保の直接的な解決策になるといいます。

こうした中、注目されているのが働く本人だけでなく、その“家族”も利用できるユニークな福利厚生です。例えば大手総合スーパー「イトーヨーカドー」では従業員に専用のカードを配布。本人だけでなく家族も5%引きで買い物ができます。また「カラオケ館」では従業員が家族と利用すれば40%引きで利用可能という制度も。今、拡大を続ける”家族も嬉しい”福利厚生、その最前線を取材しました。