オオブタクサの茎が不自然に膨らんでいたら「虫こぶ」
(東洋産業 大野竜徳さん)
「茎にも注目してみましょう。
オオブタクサの茎を見ていると、ところどころが不自然に膨らんでいることがあります。
これは単なるコブではありません。
『ブタクサクキフクレフシ』と呼ばれる虫こぶです。
原因をつくっているのは、スギヒメハマキという小さな蛾。
幼虫が植物の茎を利用することで、その部分が膨らんで虫こぶになります。
しかもこの幼虫、けっこうきれい好きなのかもしれません。
虫こぶの中で暮らしていると、当然ながら問題になるのがトイレです。
そこでスギヒメハマキの幼虫は、虫こぶに小さな穴を開け、そこから糞を外へ排出するとされています。
部屋は植物の中に作って、トイレは外。
成虫になるまで幼虫はその姿を現すことはほとんどありませんが、トイレだけは別。
なかなか合理的な生活です。
ちなみに、このスギヒメハマキについては、もともと日本にいた在来種。
ライバルたちがあまり利用しないオオブタクサをちゃっかり利用する虫なのです。
しかし、事はそう簡単にいかないのが自然界。
ある研究ではオオブタクサに対する加害状況や幼虫に寄生するヒメバチ類についても報告されています」














