赤ちゃんとの別離――
赤ちゃんは一時保護へ、彼女はグループホームを出て、単身での生活を始めようとしている。
山本さんに正面から聞いた。「この絵本は失敗談なのか?」
山本智恵子さん「支援にあたった仲間と話すんです。私たちは果たして何をしてきたのか?果たして良かったのか?と。でも、無駄ではなかった。なぜなら、彼女に支えがなければ、もしかしたら、産んだ子を殺してしまったかも知れない。そういう意味でも無事に産めたことは100点。さらに言えば、彼女が子どもへの愛を知り、生きることを考えようとしたことは100点だと思えるから」
【ことばがき】「これからが彼女の修行の場です」
福祉とは、単に高齢者や障害者の身の回りの世話をするという狭義ではない。福祉とは、その人が幸せになれる方法を探し、実践しようとすることだと、山本さんがそう教えてくれた。
※絵本「それでも、障害のある17歳の女の子の出産物語」は三恵社から発行されています。














