千葉県で起きた記録的豪雨から、あさってで1か月。電気設備が水没するなどし停電や断水が続くマンションが、千葉市を中心に現在も少なくとも13棟あることがJNNの取材でわかりました。

断水が続くマンションの住人
「電気がついたときは、みんな嬉しくて、もう泣いちゃうくらい嬉しかった」

千葉市に住む70代の女性。先月、千葉県を襲った豪雨でマンションの地下にある電気設備が浸水し自宅が停電。さらに断水も続いています。

カレンダーには、この1か月に起きたことが細かく記録されていました。

先月28日には「電気がついた」と書かれていますが…

断水が続くマンションの住人
「水は今も出ないから、朝からコインランドリーに行かなくちゃいけない。水汲みもしなきゃいけない」

1か月近く経った今も断水が続いているのです。

台所には、料理や洗い物などに使うための水を入れたペットボトルがずらりと。

洗濯はコインランドリーを利用していますが、1か月で4万円ほどかかったといいます。

女性は夫と一緒に被災者が無料で利用できる温泉施設に通っていますが…

断水が続くマンションの住人
「大きなお風呂もいいけど、やっぱり自分の家が一番落ち着く。(水は)ないと本当に不便」

千葉豪雨では、これまでに13人が亡くなり、全壊や床上浸水などの住宅被害は7000棟を超えました。

JNNが千葉県のすべての自治体に取材をしたところ、豪雨による停電・断水が確認されたマンションは、千葉市や佐倉市などであわせて40棟あったことがわかりました。

さらに、このうちおよそ3割にあたる少なくとも13棟で停電や断水が続いていることがわかりました。

千葉県によりますと、マンションの電気設備など共用部分の被害に県が支援を行う制度はないということで、多額の修繕費用が課題となっています。

一方、床上浸水の被害に遭った住宅は…

床上浸水の被害に遭った80代女性
「あれ跡があるでしょ。あそこまで上がった、床上」

千葉市若葉区に住む80代の女性。

被害の2日後、私たちが取材した際には、夫婦で部屋の“泥かき”をしていました。

床上浸水の被害に遭った80代女性
「この家建てて40何年になるんですけど、床上になると思っていない。危険ですね、やっぱり」

1か月が経ち、夫婦は引っ越しも考えるようになったといいます。

床上浸水の被害に遭った80代女性
「この現状でいられれば良いけど、引っ越しはしたくないけどね、わからない。(水害が)怖い。若ければなんとかなるけど、年だからね。しょうがないですね、やっぱりね」

被災者が日常を取り戻すには、まだ時間がかかりそうです。