記録的な大雨に見舞われた富山県氷見市では、車両の浸水や水没被害が相次ぎ、生活の足を奪われた被災者への緊急支援が広がっています。市内では約200台の浸水車が集積し、その8割が廃車となる厳しい現状の中、中古車の寄付や短期間の無料貸し出し窓口が開設されました。
避難所となっている氷見市ふれあいスポーツセンターでは10日、8月27日の大雨によって車が水没した被災者に軽自動車が寄付されました。


これは、富山セントラルライオンズクラブの慈善活動で、県内で使わなくなった車を集め、修理・整備を行って寄付しました。
氷見市十二町に住むこちらの男性は、自宅と車が浸水。先月28日には浸水した自宅からボートで救助される様子をチューリップテレビが取材していました。

男性は今も避難所で生活しているということです。
氷見市十二町の被災男性
「家も車もだめになったんで今度の災害で。本当に助かります。車がないと全く動けないんで」

富山セントラルライオンズクラブでは、今月18日、さらに中古車4台を日本カーシェアリング協会を通じて氷見市内の被災者へ寄付するとしています。
記録的な大雨で相次いだ車への浸水被害。
上空から記者リポート
「こちらに停められた車、車体が半分ほどまで水に浸かった状態です」

氷見市内では広い範囲で道路が冠水。水没して動かなくなる車両が続出しました。

水没した車の持ち主
「パッと見たら本当にウインドウガラスのちょっと下ぐらいまで水があったんで。エンジンが止まって。やばいと思って(車を)降りましたね」

こうした浸水車両が運び込まれたのが修理を請け負っているJA氷見市機械燃料センターです。
大雨の翌日から水没した車が次々と運び込まれ、今ではおよそ130台が所狭しと並んでいます。まだエンジンがかかる車もありますが、電気系統に泥水が入った車は故障のリスクがあるため、8割ほどは廃車になる見通しだということです。
JA氷見市機械燃料センター
車両整備課大谷繁彦課長
「少し前に千葉の方で線状降水帯で(車が)水没っていうのがニュース映像で全国ネットで大々的にやられてましたんで。テレビで見ていたのが現実。実際に自分たちのところに回ってきたっていうのが本当に自分の中では驚きでした」

現在は、従業員駐車場を臨時で開放し、浸水車両の受け入れを続けていて、あと70台ほどの搬入が予定されています。
車は自動車保険の損害調査といった手続きが済むまで保管しなければならず、一時は置き場所がなくなることも懸念されましたが、状況は改善の方向に向かっているということです。
JA氷見市機械燃料センター
車両整備課大谷繁彦課長
「保険会社の方から委託された引き取り業者の方は順次、車の回収に今動き出したところです。来週ぐらいになれば1日10台ぐらいのペースでは回収が進んでいくっていうふうに伺っています」

氷見市では大雨による故障で車が必要な人へ短期的な自動車の貸し出しを行っていて、貸し出し期間は2日間となっています。
自動車の貸し出しは高岡三菱自動車販売のり災支援窓口で受け付けています。
窓口によりますとすでに十数件の問い合わせがあり、9月16日から車の貸し出しを始めるということです。















