ことし8月、北海道大学理学部で大学院生1人が薬品をかぶり死亡した事故を受け、札幌市は大学に対し、毒物などの管理が不十分だったとして改善報告書を提出するよう指導したことがわかりました。

8月大学院生1人がフッ化水素酸をかぶり死亡

北海道大学理学部

8月27日午前、北海道大学理学部で、大学院生1人が猛烈な毒性を持つフッ化水素酸をかぶり死亡し、助けに入った大学院生と学部生の2人が負傷し病院で手当てを受けました。

これを受け札幌市保健所が翌28日、理学部を立ち入り検査したところ、毒物や劇物の盗難・紛失・漏洩等の措置を定めた法令に違反する事項が4つ認められたということです。

北海道大学などによりますと違反していた事項の1つは、毒物などを貯蔵する専用保管庫内に他の試薬が混在して保管されていたこと。

2つ目は、大学院生がかぶったフッ化水素酸の管理帳簿が所在不明となっていること。

3つ目は、保管庫の鍵は学生らが自由に鍵を出し入れできる状態で、施錠管理が形骸化していたこと。

4つ目は、毒物や劇物を小分けして使用している容器に「医薬用外毒物」などの必要な表示等の記載がなされていなかったこと、が立ち入り検査で明らかになったということです。