意外? ドライバーに近い「右から」の歩行者の事故が3分の2と多い

一杉教授らの調査によると、道路を横断中の歩行者が亡くなった事故のうち、ドライバーから見て、歩道から近い左側から渡ってきた人が33人だったのに対し、歩道から遠い右側から渡ってきた人は約2倍の61人。

約3分の2が、ドライバーから見て右側から渡ってきた人でした。

滋賀医科大学・一杉正仁教授 交通事故予防を研究

一杉教授:
「多くの方は左の方にしか目を向けていない。 右から出てくる人を認知、発見するのが遅れるわけです」

なぜこうした特徴がみられるのでしょうか。

「反対車線は、対向から車が走っているわけですよね。それをすり抜けてまさか人が来ないだろうというふうな、運転者の心理があると思います」

対向車が走る右側からの横断はない、と思いがちだという

「それから、歩行者が飛び出してくるのは歩道側からだという、先入観もあると思います」

ドライバーは、右側からの歩行者に気付きづらいという一杉教授の見立ては、事故の衝突速度にも表れていました。

一杉教授:
「左側の歩道側から来た人への衝突速度の方が低いです。 すなわち、早く発見できているということ。 右側から来た人でぶつかった人の衝突速度の方が高い」