7日夜、千葉県南房総市の山中に次々と救急車両や消防車両などがかけつけました。
記者
「つい先ほど、あちらで土砂崩れが発生し、住宅2軒が孤立していて、女性がまだ取り残されているということです」
消防によりますと、孤立した住宅には94歳の女性がいて、救助を行っているといいます。
救助中の女性の息子
「(母親は)無事は無事。被害は庭の土が土砂崩れと共に流れ落ちている。50年経つが今までそういうことになったことがない。母も94歳だが、94歳だともう降りてこられない」
視界が霞むほどの大雨。昼過ぎにもかかわらず、車はライトをつけて走行しています。
6日から活発な雨雲がかかり続けた東京・伊豆諸島北部。新島村、大島町、利島村には「レベル5土砂災害特別警報」が発表されました。また、あわせて1万621人を対象に、緊急安全確保が出されました。
伊豆大島に20年近く住む人は…
伊豆大島に住む人
「大島は10年以上前に大きな土砂災害を経験。それに近い雨量が降っている。とにかく断続的に降り続けている」
記者(2013年10月)
「山頂付近から山の中腹、町の方にかけて大きく斜面が崩れているのがわかります」
2013年、伊豆大島では台風に伴う記録的な大雨によって大規模な土砂崩れが発生。36人が亡くなるなど大きな被害が出ました。
今回は、その時以来の雨量を観測しています。
秋雨前線などの影響で、6日から日中にかけて記録的な大雨となった東日本。先月、大規模な冠水被害に見舞われた千葉でも…
喜入友浩キャスター
「午後6時過ぎの大網白里市です。雨が強くなってきました。道路に強く雨が打ちつけているのが、わかります。すでに冠水しているんですけれども、そこにさらに今、雨が降り注いでいる状況です」
活発な秋雨前線などの影響で、大雨に見舞われている日本列島。
記者
「雨脚、かなり強くなってきました。足元見てみますと、道路が冠水していてですね、私の足首の上くらいまで水が来ています」
お昼前の仙台市内。道路は冠水し、車が水しぶきをあげながら走っていました。
記者
「マンホールがもう…水で浮いてしまっていますね」
大雨の影響で、宮城県内では、JRの在来線の一部が終日運転を見合わせるなど、交通機関にも影響が出ました。
利用客
「在来線がなくなっちゃったので、もうバスかな。しょうがないな。午後1時に出る無料シャトルバスがあるが、それも止まっているかもしれない。この先、全然わからない」
先月、豪雨に見舞われた千葉県。
喜入キャスター(先月14日)
「千葉県の大網白里市上空です。一帯が水没しているエリアがあります。その中央のあたりには、コンビニエンスストアでしょうか、水没している様子がうかがえます」
あれから、わずか3週間あまり。
喜入キャスター
「この辺りは、まさに先月の千葉豪雨で冠水した辺りですけれども、きょう(7日)もこのように冠水しています。歩道と車道の境目も分からないような状況になっています。そして、こちらも冠水していたコンビニエンスストアですが、きょう(7日)もこのように冠水してしまっています。水に浸かっている車も駐車場にありますね。動かなくなってしまっています」
大網白里市は、再び茶色く濁った水に覆われました。
喜入キャスター
「おそらくここから歩道なんですが、もう路面が見えないほどに水で覆われています。もう本当に探りながら歩くしかないというような状況です」
近くのラーメン店では…
ラーメンみたけ 池田隆宏 店主
「まだ(店の)中には入っていないが、今はもうギリギリ。あと1㎝、2㎝で店内に(水が)入ってきそうな感じ。まだ2日しか営業していないが、さすがにもうきつい」
この店も先月、店舗が浸水しました。5日土曜日に再開したばかりですが、再び営業できない状態に…。
5日営業再開 ラーメンみたけ 池田隆宏 店主
「やれることやるしかない。どうなるか、ちょっと目先が見えない」
こちらは、君津市などを流れる小糸川。6日からの雨で水位が上昇し、一時、川から水があふれました。
住宅街でも冠水被害が相次ぎました。ひざ下まで水につかりながら歩く人の姿も。
旅行で千葉を訪れていた男性は…
旅行で千葉に
「道路が冠水してる状況で、車で帰れるのか、ちょっと怖くなりましたね」
記者
「信号の電気が消えていて、電気が通っていない状況です」
山武市の一部地域では、停電も発生。こちらの児童福祉施設では…
福祉施設の職員
「真っ暗な状態です」
電気はその後、復旧しましたが、職員は子どもたちへの影響を心配していました。
福祉施設の職員
「真っ暗だとお子さんがちょっと怖がるかなと。ちょっとトイレは不便ですね」
館山市では岩盤が一部崩れ、通行止めに。
「道路が半分埋まっていました」
「(石は)人間の大きさくらい」
そして、夜になっても…
喜入キャスター
「再び雨が強くなってきました。すでにこの交差点周辺、冠水しているんですが、また大粒の雨が降り始めています」
千葉県によると、大雨の影響で千葉市内の20代の女性と60代の男性、あわせて2人が軽いけがをしました。
住民
「(Q.1か月でこうしてまた雨が続くというのは)整備はしてくれているみたいなんですけどね、あまり進んでいないみたいでね。雨のたびに結構心配ですよね」
福島県でも記録的な雨が降りました。いわき駅前のデッキも…、ご覧の通り。
水津邦治アナウンサー
「いわき駅前、午前8時過ぎです。デッキに溜まった水を排水する作業が行われています」
いわき市山田では、24時間で9月の観測史上最大となる199.5ミリの雨を観測しました。
排水が追いつかなかった場所もあります。市内のアンダーパスです。よくみると、車が沈んでいます。水が引くと、動けなくなった車が見えてきました。普段は通勤などで使われる道路だといいますが、雨で車が完全に水没してしまったのです。
水没した車は2台。そのうち1台から60代の女性が救助され病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。もう1台に乗っていた人は自力で脱出しました。
脱出した人の親戚
「最初、バックしようとしたらしいが、タイヤが空回りしてバックできなかった。初めての経験で、『死ぬんじゃないかと思った』と言っていた」
全国に3800か所以上あるアンダーパス。国が対策を急いでいた矢先の被害でした。
国交省は、「レベル4大雨危険警報」が発表された場合などに予防的な事前通行規制の導入を始めました。
記者
「こちらのアンダーパスでは、冠水する前から全面通行止めになっています」
今回、千葉市で「レベル4大雨危険警報」が発表された事を受け、7日、千葉県国道事務所は国道16号のアンダーパスに全国で初めて「事前通行規制」を実施しました。
このアンダーパスでは、先月の千葉豪雨で車が水没し、1人が亡くなっています。
記者
「こちらの通行止めになっているアンダーパスの前では作業員の人が車に迂回するよう案内しています」
現在「事前通行規制」の対象となっているアンダーパスは全国で7か所。国交省は今後、対策を強化していくといいます。
今週は10日(木)にかけて再び雨が強くなるおそれがあり、今後も土砂崩れなどに警戒が必要です。
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