雨水がたまった道路のアンダーパス。普段は通勤などで通る車が多い道路ですが、雨により、車の車体が丸ごと水没しています。

小枝佳祐記者「こちらの道路はアンダーパスとなっているのですが天井とほぼ同じ高さまで水が来ていて完全に水没している中には車2台が残されているということです」

消防によりますと、午前8時前、福島県いわき市鹿島町の商業施設近くにある市道のアンダーパスで、「車が水没している」と通行人から通報がありました。

水没したのは車2台でそのうち1台から60代の女性が救助され、病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。もう1台に乗っていた人は自力で脱出し、けがはありませんでした。

自力で脱出した人の親せきは当時の状況を次のように話しました。

脱出した人の親せき「最初バックしようとしたらしいがタイヤが空回りしてバックできなかった。初めての経験で死ぬんじゃないかと思ったといっていた」

付近の住民「台風とか来た時にちょっと怖いなと(普段)危機感を持ちながら走っていた」

付近の住民「いつもこんな感じではないのでびっくりしたのと気を付けなくてはいけない」

7日の県内は秋雨前線などの影響で中通りと浜通りを中心に大雨となりました。

水津邦治アナウンサー「いわき駅前午前8時過ぎですデッキに溜まった水をこのように排水する作業が行われています」

いわき市山田では24時間の雨量が9月の観測史上最大となる199.5ミリを観測しました。

田村堅倫記者 「午前11時過ぎのいわき市大久川です。雨はそれほど強くないのですが川の勢いは強く水位が上がっているのがわかります」

大雨の影響で河川の水位も上昇しました。

針山莉奈アナウンサー「午後0時半の相馬市です。風が強く横殴りの雨が降っています。奥に見えるのは本来道路がある場所ですが川の氾濫で完全に水没してしまっていて白いポールが半分ほどまで水につかっている」

相馬市では、川の水があふれ、近くの道路が浸水しました。

河川の氾濫や洪水の危険があるため、県内では一時、いわき市や南相馬市、相馬市などの約14万7千世帯、33万5千人に避難指示が出されました。

避難した人 「家は夏井川の川淵なので今までが大丈夫でも今回はわからないから」

避難した人 「何年か前に床上浸水被害を受けたから今回怖くて。家はあれだけど人の命が先だからと思って」

この雨により交通機関にも影響が出ました。JR東日本は、福島県内の東北本線などでで始発から運転を取りやめました。現在は順次、運転を再開しています。

また7日は、県内の公立の小中学校431校と県立高校60校が大雨のため休校となりました。

気象台では引き続き、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意するよう呼びかけています。