収穫を間近に控えたこちらの稲。育てているのは、田んぼではなく、畑です。新潟大学が研究中のこの栽培方法は、農作業の省力化と環境問題への貢献が期待されています。
五泉市にある新潟大学の農場です。『ひたちはたもち』という品種のもち米の稲が、畑で栽培されていて穂が実っていました。

【新潟大学農学部 山崎将紀 教授】「ここは雨水に頼っているところ。よくできていると思います」

これは陸稲と呼ばれる栽培方法。

新潟大学がベトナムのカントー大学と共同で研究を進めていて、この日はベトナムの関係者と一緒に生育状況などを確認しました。
【新潟大学社会連携推進機構 地域協働部門 藤巻義博 特任教授】「手間の掛からない農法を開発する、ということで実はこの取り組みをやっています」

陸稲のメリットの一つが省力化です。

稲の栽培では、作業時間の3割ほどを水の管理が占めるとされていますが、陸稲は畑に直接種もみをまき、雨水や少ない水で育てることができます。

また、もう一つのメリットが…
【新潟大学社会連携推進機構 地域協働部門 藤巻義博 特任教授】「水田から大量のメタンガスが出て、これが地球温暖化、異常気象になって結局お米が作りにくくなる。畑でやるとメタンガスは出ない」

ベトナムでも温室効果ガスの削減という点で陸稲が注目されていて、カント―大学は2年前から研究を始めていました。

【新潟大学社会連携推進機構 地域協働部門 藤巻義博 特任教授】「海外の研究を取り入れて新潟の農業、コメ作りを強くしていく」
新潟大学は、陸稲の品種開発にも取り組む方針です。















