除雪作業中に重さ約20キロの鉄製部品が足に落下し、社員が骨折する重傷を負ったにもかかわらず労働基準監督署に報告しなかったとして、建設工事業の会社と、この会社の事業本部長が書類送検されました。
労働安全衛生法違反の疑いで書類送検されたのは、北日本道路企画株式会社(富山県砺波市)と60代の事業本部長の男性です。
砺波労働基準監督署によりますと、今年2月9日、富山県砺波市の道路除雪の現場で、この会社の20代の女性社員が除雪作業をしていたところ、ダンプトラックの荷台後面の「アオリ」が落下して左足を打ちました。
「アオリ」は、トラックの荷台から積載物(当時は雪)が落ちないよう荷台を囲っている板状の鉄製の部品で、重さは約20キロです。
女性社員は左足を骨折し、約2か月間の休業を要する労働災害となりました。
労働安全衛生法では、業務上の災害で4日以上の休業を要した場合、所轄の労働基準監督署長に遅滞なく報告書を提出することを義務づけています。
しかし会社と事業本部長は、この報告を提出しなかったとして、労働安全衛生法違反(労災かくし)の疑いがもたれています。
砺波労働基準監督署によりますと、労災かくしは被災者への補償が適切に行われないおそれがあるほか、再発防止対策が講じられなくなるなど、影響が多方面に及ぶと悪質な行為としています。














