25日の最低気温は東京都心でも「氷点下3度」の予想となっています。こうした状況で注意が必要なのは体温が下がって起こる「低体温症」です。家の中でも起こると医師が注意を呼びかけています。
25日は“厳しい冷え込み”東京は-3度予想
夜になり、一段と冷え込んだ東京都心。
20代男性「風があって、さらに寒さを感じる」
――きょうはどんな対策を?
20代男性「ズボン2枚履いています」
20代女性「いま合計4枚着てます。(子どもは)3枚ほど着ています」
高校生「北海道にいるぐらい寒くてびっくりしています」

25日の最低気温は東京で氷点下3℃、大阪市では氷点下2℃、名古屋市で氷点下3℃と厳しい冷え込みが予想されています。
20代会社員「(あす雪が)降ったら在宅にしようと思う。在宅にするって決めている人も結構いた」
4歳の女の子「(あす)雪遊びしたい」
水道管の凍結防止に“タオル”と“ビニール”で対策を
25日の最低気温が全国的に氷点下予想となっているなか、心配されるのが水道管の凍結です。5年前、寒さで水道管が凍結して破裂。水があふれ出しました。凍結の防止にはどのような対策が有効なのでしょうか。
東京都管工事工業協同組合 新家功一 副理事長
「家庭にあるタオルを巻いてビニール(テープ)で巻いて、ビニール袋をカバーして。これで凍結防止になっている。これが一番簡単なやり方」

一軒家やビルなどで屋外に設置されている蛇口や水道管などをタオルとビニールで巻くことで凍結防止になるということです。
急激な寒暖差 屋内でも「低体温症」に注意
最強寒波は屋内でも注意が必要です。急激な寒暖差による「ヒートショック」は心筋梗塞や脳卒中を招く恐れもあります。また、救急医が特に注意を呼びかけるのが、体温が下がって起きる「低体温症」です。

亀田総合病院 救命救急科 白石淳医師
「(低体温症になると)臓器の機能がどんどん落ちていきます。特に脳や心臓なんです。うまく暖房の操作ができないとか、適切に(暖房の)リモコンが使えないとか、そういうことが背景にあって家の中でも起っちゃうんです」
「体が震え始めたら、低体温症の初期兆候を疑うべきだ」と白石医師は話します。その場合は我慢しないで暖房をつけたり着こんだりするなど、体温が下がらないようにすることが大事だといいます。
白石医師
「低体温症が疑わしい方がもう受け答えができないぞということであれば、基本的に緊急対応が必要ですので、救急車を呼んでもらって全然問題ないと思います」















