気象庁によりますと、台風24号(クロヴァン)は2日午後3時現在、日本の南にあり北にゆっくりと進んでいます。このあとは北上傾向で4日(金)午後3時には鹿児島県奄美市の北北西約140キロに進む見込みですが、そこから「V字ターン」をするように南東へ向きを変え、7日(月)には日本の南へ進む予想です。台風を流す上空の風がもともと弱いうえ、4日(金)頃に日本付近を通過する気圧の谷に引っ張られるような形になるため、このような進路が予想されているものとみられます。ただ、予報円がかなり大きく進路は不確実で、こうしたV字ターンとはならない可能性もあります。初期値を少しずつずらして計算した気象庁の全球アンサンブル予報システムでのシミュレーション結果を見ると、V字ターンというよりは北のち東寄りに向きを変え、九州や四国の南岸沿いに進めているものも多くみられます。

気象庁が2日午後5時前に発表した「全般気象解説情報(台風第24号) 第4号」では、「動きの遅い台風の東側を北上する暖かく湿った空気が前線に向かって流れ込み、大気の状態が非常に不安定な状況が続くでしょう。このため、3日(木)から5日(土)頃にかけては、西日本から東日本の太平洋側を中心とする広い範囲で、激しい雨や非常に激しい雨が降り続いて総雨量が多くなり、これまでの大雨で地盤の緩んでいる地域では、少しの雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。台風の進路や前線の動向によっては、7日(月)頃にかけて大雨が続き、総雨量がさらに多くなる可能性もあります」としています。

【画像を見る】雨風シミュレーション(2日~7日)