1時間に80ミリ以上の「猛烈な雨」など大雨の発生する回数が、およそ40年前と比較して、最近の10年間でおよそ2倍に増えていることがわかりました。

気象庁は1年間に大雨が発生した回数について、最近10年間と1980年頃とを比較しました。その結果、1時間に80ミリ以上、3時間に150ミリ以上、一日に300ミリ以上の大雨がそれぞれおよそ1.8倍に増えていることがわかりました。

さらに、1時間に100ミリ以上や3時間に200ミリ以上などの強度の強い雨ほど、発生頻度の増加率が大きくなっているということです。

気象庁はこのような傾向を地球温暖化など気候変動によるものとみていて、データや評価を公式ホームページに掲載し、「気候変動の影響や適応策などを検討する場合の情報の一つとして活用してほしい」としています。