大雪の中、準備が不足した状態で外出をすると、命の危険にさらされるおそれがあります。出かけなければいけない場合、命を守るためにどんな準備や対策が必要なのか、聞きました。

冬場の道路は、「積雪」や「路面の凍結」により、スリップや立往生などのおそれが。いつもと同じ道でも、気温や日の当たり方などで道路の状況は変化します。冬用タイヤやチェーンの準備はもちろんですが、するべき対策は他にもあるといいます。

【物理的対策】
(JAF岡山支部 建部拓さん)「寒くなることが分かっている場合には、ワイパーを立てるとか、カバーをかけていただくとかすることで、フロントガラスの凍結は防げます」

車間距離や視界の確保、安全な速度での運転。そして「気持ちの面での備え」も大切だといいます。
【気持ちの面での注意】
(JAF岡山支部 建部拓さん)「運転のモードを切り替えていただく、『冬なんだ』と。自分に危険を近づけないようにするためにはどうしたらいいかを考えて、運転の仕方も準備していただきたい」

積雪が想定される地域に行く必要があるときには、立往生などもしもの事態に備え、食料や防寒具、スコップなどに加え、あることも重要だといいます。

【給油】
(JAF岡山支部 建部拓さん)「燃料は満タンに近い状態で出発していただく。燃料がなくなってエンジンが止まると、車内を暖めることもできなくなりますので」

また事前の情報収集も忘れてはいけません。
(岡山国道事務所計画課 根津佳樹課長)「大雪の注意報が発表されましたので、ツイッターに投稿して注意喚起をしたいと思います」

岡山国道事務所では、道路状況などを容易に確認できるようにと、ツイッターで情報発信をしています。

またホームページからは、岡山県内11地点の現在の道路状況を画像で見ることができます。

【路面の状況の確認】
(岡山国道事務所管理第二課 岡本勝彦課長)「路面の状況を事前に確認していただくことで、安全な走行につながる」

道路状況を気温と合わせて確認し、凍結などの恐れを事前に把握したうえで出発することも重要です。
(岡山国道事務所管理第二課 岡本勝彦課長)「命に関わることが発生する場合もありますので、必ず情報の確認をしたうえで外出する。一番は、不要不急の外出を避けるような行動をとっていただければ」

やむを得ずでかけるときは、事前の準備を万全に。安全に過ごしたい今季一番の寒波です。