「給料から差し引く」不当な金銭徴収と劣悪な住環境

さらに町議会議員である父親(60代)から、農作業中、車の中で携行缶からガソリンを漏らしたとしてYさんとZさん2人あわせて15万円を払わされたという。

ミャンマー人たちが働いていた農業法人(北海道京極町)

法人で働く外国人が録音した音声
「お前は4万円置け、4万円置け、4万置け(叩く音)ここに」

音声は、弁償代の一部として手取りの給料から4万円を戻すよう議員に指示されたときのものだという。

法人で働く外国人が録音した音声
「言うこと聞かないで間違ったことやって、あれしたこれしたって弁償してもらうことになるんだからな、お前たち。これで身をもって知ったべ。お前たちもそうだガソリンこぼして」

札幌の弁護士による被害状況の聞き取りでは…

弁護士からの聞き取りに応じるYさん(左・20)とZさん(右・23)

通訳
「Yさんたちが『いま払うお金がありません」と言うと『友達から借りなさい』と言われて、『友達もありません、借りられません』と言ったら『じゃあ給料から差し引く』と言って、その月の給料は5万いくらしかもらえなかった」

札幌地域労組は、暴力が繰り返される中、高額な金額を徴収したとして返還を求めている。

そしてYさんらが暮らしていた寮の画像に記者も言葉を失った。

Yさんらの寮

Yさんらの寮の画像を見た熊谷記者
「これは?」
Zさん
「お風呂」
熊谷記者
「すごい汚いね。ここに入っていたの?」
Zさん
「いえいえ、立って、シャワーしていました」

Yさんらの寮に出没したネズミ

汚く、ネズミも出没する劣悪な住環境にもかかわらず月2万円を取られたと話す。