みかんの産地として知られる長崎県諫早市多良見町の伊木力地区で、地元の魅力を伝えるフリーペーパーを創刊した若者がいます。

伊木力出身の長野摂受さん(27)。こども園の副園長として子どもたちの成長を見守る傍ら、僧侶としても活動しています。

伊木力地区の人口は約1500人で、10年前と比べて300人以上減少している過疎地域です。長野さんは「このまま放置すれば人口流出が進み、街が衰退してしまう。住んでいる身としてそのままにはできない」と危機感を募らせていました。

故郷を盛り上げたい!目を付けたのは…フリーペーパー

大学院を卒業後、地元に戻った長野さんは、ふるさとを盛り上げようと2026年6月にフリーペーパー「イキリキ イキリキ」を創刊しました。みかん農家へのインタビューや近隣のカフェ紹介など内容は多岐にわたり、地域の内外へ魅力を発信しています。

長野さんは「美味しいものや良いところがたくさんあるのに知てもらう機会がない。まずは日常の中でみんなが作っている素晴らしいものを知ってもらいたい」と話します。

長野さんが若院を務める圓満寺は、370年の歴史を持ち、地域の人々のよりどころとなってきました。寺の僧侶として地域に根ざしてきたからこそ、伊木力を元気にしたいという思いを強めています。