◆“コロナ前の約8割の乗務員で”

いまタクシー業界が直面している深刻な問題、それが・・・
福岡昭和タクシー管理部 平田泰信次長「コロナ禍から人がだいぶん減ってきていまして、人手不足がずっと続いている状況です。コロナ前でタクシーの乗務員が74人ほど、今は58人ですので、コロナ前からすると8割ぐらいの人数でやっている」
タクシーを手配してほしいという需要があるにもかかわらず、運転手を確保できないためタクシーを走らせることができないのです。
福岡昭和タクシー管理部 平田泰信次長「タクシーが歩合制になるので、そういった部分で他の業種に転職された方もいらっしゃいますし、タクシー業界は年齢層が高いので定年退職される方が増えているのも事実です」
◆約8400人→6700人
福岡市タクシー協会によると、協会に加盟する企業の運転手は、新型コロナが流行する前の2019年12月には約8400人でしたが、去年12月末には6700人と2割程度減少しています。この会社でも運転手を採用しても退職者が多く、なかなか運転手の数が増えない状況が続いています。

福岡昭和タクシー管理部 平田泰信次長「去年の1月から12月の間に、中途採用で運転手を24人ほど採用できたが、退職された方が20人ほどいたので4人増という形。コロナの感染が広がると売り上げの増減があるので、収入が安定しないというところで他の業界を選ばれる方が増えているのかなというのはあります」














