31日の債券市場では、日本国債を売る動きが広がり、長期金利は、およそ30年ぶりの高い水準となる一時2.95%をつけました。

長期金利は、国債が売られて価格が下がると、上昇する関係にあります。

その代表的な指標・10年物国債の利回りは、▼日銀の早期の追加利上げの観測が根強いことを背景に一時2.95%と、およそ30年ぶりの高い水準をつけました。

また、▼先週末のアメリカ・FRB=連邦準備制度理事会のウォーシュ議長の講演を受けて利上げ観測が高まり、アメリカの長期金利が上昇するなど、世界的な金利上昇傾向も要因の一つとなっています。

一方、国内を見ても金利上昇の圧力として、くすぶる要因があります。

31日が締め切りとなる、各省庁が来年度の予算の見積もりを財務省に提出する「概算要求」が過去最大を更新することが見込まれていて、日本の財政規律が確保できるとみなされなければ、一段と国債売りが強まる可能性があります。