クマ研究の第一人者が講師を務めるセミナーが8月28日に仙台で開かれ、クマと遭遇するリスクのある場所で仕事をする人たちが、命を守るための方法を学びました。

岩手大学・山内 貴義・准教授:
「ツメは非常に鋭くてとんがっている。人間が素手でこの動物と接触する距離になるとかなうはずがない」

クマの生態に詳しい岩手大学の山内貴義准教授が講師を務めたセミナーには、農林業や建設業などクマと遭遇するリスクのある場所で働く人たち約50人が、参加しました。
このなかで、山内准教授はクマが近づいてきた際の対処法について、目線を外さずゆっくり後ずさりして興奮させないようにすることが重要だと指摘し、大声を出す、急に走るなどの行動は避けるべきだと説明しました。

また、クマが人間を襲う時は四つんばいになって顔をめがけて飛びかかってくることが多いとして、クマスプレーを持っている場合は姿勢を低くして5メートル以内にひきつけてから、噴射するよう呼びかけました。

スプレーがない場合は、首を手で覆ってかがむ防御姿勢をとるといった命を守る具体的な方法を紹介しました。

参加者:
「クマが好むところ、潜むところ、そこをチェックすることが大事チェックするポイントを学んだので持ち帰って検討したい」
参加者:
「クマとの遭遇対策やクマの生態とか知識をアップデートしていきたい」

このセミナーは2026年10月2日にも開かれるということです。