アメリカ・トランプ政権から制裁対象に指定され、「解体」の圧力に晒されるICC=国際刑事裁判所。日本人として初めて所長に就任し、自らも制裁対象となっている赤根智子所長がBS-TBS「報道1930」の単独取材に応じました。
松原耕二キャスター編集長の取材を通して、既に表れているアメリカ側の“制裁”の影響が現れてきました。
(全3回連載の1回目)
【独占インタビュー 第2回】「日本が圧力に負けるのか、世界が見ている」ICC赤根智子所長がICCを守る理由――「法の支配」か「力の支配」か
【独占インタビュー 第3回】“ICC最大の危機”ーー「力の支配」横行に赤根智子所長が警鐘「最終的に日本にも波及」国民に伝えたいこととは
「動揺がなかったと言えばウソ」

松原耕二(以下、松原):制裁の対象になったことについて率直にどんな思いでしたか?
赤根智子(以下、赤根):7月13日に(アメリカの)ルビオ国務長官が「ICCを解体する」と発表した時に、もちろん締約国を一か国ずつ剥がしていくというようなことと共に、制裁を強化するということもその中に含まれていましたので、そのことから「次は私かな」という気持ちはありました。ですから、その準備というか、心構えというのはできていました。ただ、やはり「来たのか」というところにおいては、全く動揺がなかったと言えば嘘になりますね。
松原:ただ、赤根さん自身が、例えばプーチン大統領の裁判に関わったわけでも、逮捕状に関わったわけでもないし、つまり、なぜ赤根さんが対象になったのか。象徴的なものなんでしょうかアメリカにとって。そこをどう捉えていらっしゃいますか?
赤根:そうですね。そこはちょっと私には分かりかねますが、私に対して制裁をかけることでICCの動きを止めようと、ある意味外部から圧力をかけて止めようとする試みのひとつというふうに考えています。














