「海洋博覧会」終了後に訪れた危機

1975年の「海洋博」に合わせて沖縄にやってきたオキちゃん

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1975年、沖縄で開催された、海洋博覧会。全国の水族館から飼育員が派遣され、オキちゃん劇場の準備と運営を担いました。しかし翌1976年1月に博覧会が閉幕すると、各水族館のスタッフはそれぞれの職場へと戻っていきました。残されたのは、経験の浅い現地採用のスタッフたちでした。

「イルカのことを知っている人はほとんどいなかった。仕事があるから水族館で働こうという感じで、イルカとはどういう動物なのか、あまりよく分からないような状況だったと思いますね」

飼育員として現役当時の長﨑佑さん

そうした状況で、千葉県の鴨川シーワールドに勤めていた長﨑さんのもとに声がかかりました。ショーのメインを担っていたスターのイルカが 2頭相次いで死亡し、ショーの存続すら危ぶまれていたころでした。上司の勧めを受け、当時独身だった長﨑さんは、「やりたいことをやってみたい」と、沖縄行きを決意しました。