8月22日、青森県の十和田湖周辺を散策していた外国人観光客の男性がクマに襲われ、けがしたことを受けた対応です。25日に現場を視察した十和田市の櫻田百合子 市長は、今後の秋の観光シーズンに向けて観光客への周知など改めて対策を強化していく考えを示しました。
県内で後を立たないクマの被害。
十和田市の櫻田百合子 市長は25日、クマによる人身被害が発生した現場を視察しました。
被害があったのは、十和田市奥瀬の瞰湖台展望台近くで、8月22日、観光に訪れていた外国人男性がクマに右腕をかまれ負傷。現場には、男性のものとみられる眼鏡やペットボトルが散乱し、クマのものとみられる排泄物がまだ残されていました。
十和田市 櫻田百合子 市長
「(これまでも)目撃情報はあったんですけれども、このように人身被害を受けたということで、大変重く受け止めております」
被害を受け、市は周辺の「箱わな」を3基から5基に増やしましたが、まだクマは捕獲されていません。
今野七海 記者
「クマによる人身被害が発生したことにより、現場近くの公衆トイレと瞰湖台展望台はきのうから閉鎖されています」
危険防止のため、展望台周辺は24日から閉鎖され、市では周辺に注意喚起の看板を6枚設置。うち2枚は、外国人観光客向けに英語表記にしています。
十和田湖はインバウンド客にも人気のエリアで、今後は外国人観光客に向けた対応の強化を図る方針です。
十和田市 櫻田百合子 市長
「宿泊施設や飲食店などにはお配りしていたのですが、改めて注意喚起のチラシをご説明いただく。宿泊者のみなさまに、外国人の方にお願いを行ってまいりますし、秋の観光シーズン前には改めて、その都度お願いをしていきたいと思っております」
ツキノワグマ出没警報が続いている県内では、今シーズンすでに人的被害が3件発生しています。
市は秋の観光シーズンに備え、当面の間、24時間態勢でクマの対応にあたるほか、周辺のパトロールを強化して、安全に散策できる環境づくりを徹底するとしています。
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