青森県内でリンゴの生産量が減少傾向にあるなか、生産性の向上が期待される高密植栽培の園地を宮下宗一郎 知事が視察し、導入の支援を拡大したい考えを示しました。

宮下知事は25日、青森市浪岡でリンゴの高密植栽培をしている日本農業の関連企業の園地を視察しました。

県産リンゴの生産量は、栽培農家の減少にともない年々減っていて、2025年は過去2番目に少ない35万1400トンでした。県によりますと2040年には20万トン近くまで減少する見通しです。

高密植栽培は生産性の向上につながると期待されていて、県内で定植が進んでいます。

視察で宮下知事は、内藤祥平 社長から初期投資の高さなど高密植栽培を導入する上での課題を聞いていました。

宮下宗一郎 知事
「高密植の技術は確立されているので、農家の人たちが取り入れるか取り入れないか、そのことについて青森県がしっかりとリスクテイクができるかどうか。それに懸かっていると感じた。初期投資から含めて支援を拡大できるようにしたい」

県はリンゴ生産量40万トン以上の確保を目標に掲げています。

こうしたなか、弘前市では今年産リンゴの販売強化に向けて、関係者が機運を高めました。

「りんご販売懇談会」は、リンゴの販売強化に向けて全農青森県本部が毎年開いていて、25日は県内の農協関係者など約200人が参加。今年産の販売目標について去年産の販売実績を約1万7000トン上回る9万5000トンとすることを確認しました。

りんご販売懇談会運営委員会 乙部輝雄 会長
「2年続けて雪害がありましたので、何としても、農家の皆さんが活力を持って農作業できるような販売環境であってほしいなと思っています」

今年産リンゴの予想収穫量は、雪害などが影響して38万7300トンと、4年連続40万トン割れの厳しい状況が見込まれるなか、関係者は販売目標の達成に向けて一致団結を誓いました。

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