広告は昔から「行きすぎ」を繰り返してきた
もっとも、広告が新しいメディアで時に「行きすぎる」のは、インターネットに始まったことではありません。典型的なのが、テレビが急速に普及した1950年代のアメリカです。
当時は現在のように短いCMを何本も流す方式だけではなく、一つの企業が番組そのものを提供し、番組内容と商品の宣伝が密接に結びつく「単独スポンサー番組」が広く行われていました。
人気クイズ番組ではスポンサーや制作側が内容に強い影響力を持ち、1950年代末、視聴率を上げるため出演者に答えを教えていた「クイズ番組やらせ事件」が社会問題になります。
問題は番組不正にとどまらず、広告主の影響力が放送内容にまで及んだ点にありました。
1959年には米議会で公聴会が開かれ、1960年9月には1934年通信法が改正され、視聴者を欺く意図で結果を操作する行為が禁じられました。














