東京23区で中古マンションの高止まりが続いています。7月の平均価格はおよそ1億3000万円。「高嶺の花」となったマンション購入に代わり、新たな選択肢も出てきています。

東京の玄関口・上野駅から徒歩3分の中古マンション。およそ70平米の3LDKで築年数は25年。そのお値段は…

コスモスイニシア事業部担当者
「こちらは1億2980万円となっております。当社が取り扱う中古マンションでも、ここ数年は比較的高い水準で推移しています」

きょう発表された7月の東京23区の中古マンションの平均価格は、1億2724万円でした。

建設資材などの価格上昇に加え、都心部でマンション用の大規模な土地を取得するのに莫大なコストがかかることなどから新築マンションの価格が高騰。これに引き上げられる形で中古マンションの価格も高止まりが続いています。

こうした状況をうけ、都内の不動産市場では新たな選択肢も。

豊島区にある最寄り駅から徒歩9分ほどの新築の一戸建て。価格は7000万円台の後半です。

一方、同じエリアで広さが同程度の中古マンションの平均価格はおよそ1億円。専門家は、一戸建てはマンションと比べて価格の伸びが緩やかだと話します。

東京カンテイ 市場調査部上席主任研究員 高橋雅之さん
「戸建てに関して言えば、マンションに比べれば規模が小さい。1棟1棟単位での用地取得が可能になります」

さらに、投資対象として買われることもあるマンションに対し、一戸建ては実際に住むことを目的としていることなどから、価格の伸びが抑えられているといいます。

マンション住まいが高嶺の花となった東京23区。住宅事情にも変化の兆しが見えてきています。