8月22日午前、静岡県焼津市の水田から収穫前の稲約200kgが盗まれているのが発覚しました。
現場では、22日早朝、少なくとも6人以上が稲を刈っている姿などが目撃されていて、複数人による大胆な犯行が伺えます。
被害にあったのは、静岡県焼津市上新田の水田。事件が発覚した翌日の23日、所有者の男性が案内してくれました。
<被害に遭った水田の所有者>
「このあたりに足跡がついてるじゃんね?刈った人の足跡」
Q、普通の靴の跡じゃないですね
「長靴かなんかだね」
所有者の男性が被害に気付いたのは、8月22日午前10時ごろで、水田の消毒に訪れたところ、異変に気付きました。
<被害にあった水田の所有者>
「こんなに根元スレスレから切られてるんだもの。お正月のしめ縄とかに使う稲の切り方だよね」
収穫を1カ月後に控えた稲が約50平方メートルの範囲に渡り、根元からわずか10センチほどを残して、きれいに刈り取られていました。
稲は重さにして200kg程度。食用のコメにすると約10kg(時価1万円相当)ということです。
男性は、稲を刈った記憶もなければ、「稲を分けて欲しい」という相談も受けていなかったといいます。
<被害にあった水田の所有者>
「お祭りの行事で使う人が取りに来て、自分に相談を忘れていたのかな、と思った」
8月22日と23日は、近くの子安神社の祭典の日。水田の所有者の男性は、祭典の関係者が、神事に使う稲を刈り取り、自分への相談を忘れていたのではないかと考えたといいます。
所有者の男性が被害に気付く約3時間前の午前7時頃、水田の近くに住む男性(83)が稲を刈る複数の人物を目撃していました。
<水田の近くに住む男性>
「朝ごはん食べて、外に出てきたら、向こうに大勢の人がいたもんで『何をしてるのかなー』と思った」
Q、何人ぐらいの人がいた?
「人数は6人か7人か、それぐらい、いたんじゃないかな。軽トラックが2台止まっていた」
Q、複数の人は何をしていた?
「田んぼで、麦わら帽子をかぶって腰を曲げて作業している人もいたし、側道に立っている人もいたし、稲を束ねてトラックに載せたりもしていた」
Q、怪しいとは思わなかった?
「草刈りに来ている人にしては多すぎるなあ、とは思った。近くの神社の祭りがあるから、お宮さんで使う何か取りに来たのかな、と思った」
この男性を含む複数の近隣住民が、午前7時から7時半ごろにかけて、稲刈りなどをする少なくとも6人以上の人物と軽トラックを目撃していました。
被害にあった所有者の男性は、周辺の住民の話を聞いた後、祭典の関係者が無関係であることを確認し、22日午後、警察に被害を届け出ました。
男性は、約1700㎡の水田を所有し、稲作をしていて、被害はそのうちの50㎡だったが、盗まれた量の問題ではないと話します。
<被害にあった水田の所有者>
「(盗まれたのは)微々たるものではあるけれど、相談なしに持っていかれたというのが、非常に悔しくて。一言いってくれれば、何に使おうが構わないんだけどね」
警察は「犯行の目的は不明」とした上で窃盗事件として捜査しています。
周辺で同様の被害は確認されていないということです。
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