ツクツクボウシの季節へ…
(東洋産業 大野竜徳さん)
「さて、今年、私が岡山市街地で初めて聞いたミンミンゼミ。今はもう、その声は聞こえません。
夏の終わりが近づけば、今度はツクツクボウシの声が目立つようになってくるのでしょう。セミの声が秋の虫の声に変わっていくと、私たちは夏が終わっていくと感じます。
でも、その声をよく聞いてみると、そこには種類ごとの生活場所や活動時期、気温や都市環境、そして何年も前から続いている地下生活までが隠れています。
残り少ないセミが鳴く季節、ぜひ少し耳を澄ませてみてください。
ジワジワジワジワと鳴くアブラゼミ。
シャーシャーシャーシャーと鳴くクマゼミ。
チィーチィー…と鳴くニイニイゼミ。
ミーン、ミンミンミーンと鳴くミンミンゼミ。
カナカナカナ……と響くヒグラシ。
そして、夏の終わりを告げるツクツクボウシ。
同じセミの声でも、鳴いている生き物は一種類ではありません。
今年の夏の蝉しぐれは、去年と同じだったでしょうか。
それとも、少し違って聞こえるでしょうか。私たちが毎年聞いているあの大合唱は、実は毎年少しずつ違う夏の記録です」














