下諏訪町の「諏訪の下駄スケートコレクション」が、国の登録有形民俗文化財に登録されることになりました。


登録されるのは、町立諏訪湖博物館・赤彦(あかひこ)記念館に所蔵されている「諏訪の下駄スケートコレクション」130点です。

下駄スケートは、明治時代に町の飾り職人によって初めて作られ、昭和30年代ごろにかけて諏訪地方に普及しました。

(下諏訪町産業振興課・太田博人さん)「外国製のスケート靴もあったが当時高価なものだったので、安価に手に入ることで下駄スケートが発明されて広く普及したと考えられます」

下駄スケートの発祥の地にあるコレクションは貴重で、遊戯用の履物の変遷を考える上で注目されるということです。

「諏訪湖の氷の上を下駄スケートを履いていた子どもたちを想像しながら、下駄スケートを見てもらえたら楽しいのでは」

県内の国の登録有形民俗文化財は、同じ施設に所蔵される「諏訪湖の漁撈(ぎょろう)用具及び舟大工用具」に次いで2件目になります。