「歩けなくなったらそこでおしまい」97歳の女性が語る“逃避行”

さいたま市の佐藤千代さん(97)も絵日記と同じような経験をしました。16歳のとき、家族とともに100キロ離れた町に向かいますが…。

佐藤千代さん
「(道中の)川は流れが急で、赤ちゃんをおぶっていたら、死んでも死んでも死にきれないほどの人が渦巻きの中で死んでいく」

険しい山道を何日も歩く中で、大勢の人が衰弱して亡くなりました。

佐藤千代さん
「歩けなくなったらそこでおしまい。誰もかばう人もいない。“死ぬならそこで死になさい”と」

そして、佐藤さんの母親が…

佐藤千代さん
「畑の中に入っていったんです。お母さんって、2、3回呼んだが振り向かない。黙って見送ってた。これでお別れだと思ったんです」