まき直しの種は40万粒…豪雨による農家被害の悲惨な現状
井上キャスター:
豪雨被害で大変な中、2軒の農家さんが取材に答えてくれました。
大網白里市の桑田さんは、コメ(生産量8位)やねぎ(生産量2位)などを栽培しています。
水に浸かったコメは、泥のニオイがするということです。

こうしたコメは売るのも大変で、例年であれば通常の4分の1の価格で流通しますが、2026年はコメが余っていて買い取る業者が少ないといいます。悪い条件が重なり、流通すらできない可能性が出てきているということでした。
ねぎは根元まで完全に水に浸かり、干からびたように茶色くなってしまいました。

根の水没で窒息し、栄養が届かなかったため、今後病気にかかる可能性もあるということです。
水に浸かっている状況だと、夏は暑いので水がお湯のようになってしまい、感染症などの問題でどんどん腐っていってしまうといいます。
一方、八街市の米田さんはにんじん(生産量1位)やえだまめ(生産量2位)を栽培しています。

にんじんは12月の出荷に向け、種をまいたばかりで芽が出始める頃でした。しかし雨が畑の土壌をえぐり、種が流されてしまいました。
今は水が引きましたが、次は気温の上昇で土壌が一気に固くなり、芽が出なくなってしまっているといいます。土を掘り返し、種40万粒をまき直すということです。

出荷シーズンを迎えたえだまめに関しては、1万5000袋分が未収穫のまま被害を受けています。えだまめは鮮度が命なので、放置しておくと次第に大豆化してしまい、そもそも枝豆として出荷できなくなってしまうといいます。
取材してわかるのは、行政としても全体に何とかケアしたいと考えているものの、それぞれ状況が変わるので、個別の対応はなかなか難しいということです。

岸谷蘭丸さん:
一般的な対策もできませんし、個別の対応も難しいですよね。
土を消毒しなければいけない場合もあるそうですが、見えない大変なところが、本当にたくさんあるのだろうと思います。
井上キャスター:
何年も何年もかけて土をよりよくしてきたなかで、それが一気に流されてしまったということです。














