のりの仕入れ額が月10万円増 寿司店の悲鳴

「のり」の不作で価格も上昇しています。

東京・六本木にある老舗の寿司店「おつな寿司」では、1か月に平均約6000枚ののりを使用していますが、仕入れ額が約10万円高くなってしまったそうです。

おつな寿司6代目 近藤克哉さん
「結果的に2割ぐらい値上げしないと今は耐えられないと、仕入れ業者さんから言われていて」

さらに気がかりなのは、2月の恵方巻きのシーズンです。

「おつな寿司」6代目 近藤克哉さん
「やっぱりのりは全然なくて。今年の入荷がもしかしたら無くて、(仕入れ業者さんの話では)前の年ののりを引き続き使って何とかやりくりしようという感じらしい」

「おつな寿司」が取り引きしている仕入れ業者では、今年獲れたのりの在庫が少ない状態が続いているため、去年のものを卸すことも検討せざるを得ないということです。

ーーこれからは恵方巻に使えるのりが無くなることもあるのでしょうか?

「おつな寿司」6代目 近藤克哉さん
「そこまではいかないと思うんですけど。でもちょっと怖いですよね」

(「まるっと!サタデー」2023年1月21日放送より)