皇室典範については愛子さまの人気に触れ、女性天皇の在り方などで皇室典範再改正が必要だと言い切ります。一方で、「いやだけど、嫌われるけど、国のため」と、石破氏はなぜバッシングの中、消費税減税に反対するのか、少子高齢化が進む中「社会保障をどうするのか」と熱く語ります。そして、不人気政策の消費税を必死に訴えた若き議員のころの選挙を振り返り「あの自民党はどこへ行っちゃったんだろう」とも話す前総理の「救国」のメッセージをぜひご覧ください。(聞き手:TBSテレビ政治担当解説委員 石塚博久)

“食料品の消費税減税” 40年前に「消費税導入」を懸命に訴えた「自民党はどこへ」

石破茂 前総理:
今から40年近く前の消費税導入するときに、侃侃諤諤(かんかんがくがく)すごい議論だった。でもこれ、人気ないことわかってる。だけど、法人税とか所得税みたいな直接税は景気が良いとどんと入ってくるが悪いとやっぱり落ちるんですよね。でも、税金が入らなくなったから社会保障の水準下げましょうかみたいな話になるわけないのであって、これはもう消費税が安定して財源として見込めると。だから評判が悪くてもやるんだっていうね。それを訴えて、平成2年だったかな。海部総理のもとでの総選挙、やっぱり真冬でしたよ。それはね、評判悪いし、あとはみんな「消費税反対」と言った。「天下の悪税」と言った。「それでも皆さん」と言って一生懸命訴えた。あの自民党はどこ行っちゃったんでしょうね。

秋の臨時国会に向け 消費税減税「同じ考えの人が議論するのは大事」

ーー消費税減税の反対を表明している議員もいますが、状況次第で今後の臨時国会に向けて、反対の議員と対応を話し合うようなことも考えられますか。

石破茂 前総理:
同じ考えの人たちが議論をするのは大事なことですよね。あと、会議の時に何も言わないんだけど、終わった後「いや、やっぱりあんたの言うことが正しいよ」みたいな人は結構いる。そういう人たちはまだ期数が多くないかもしれない。選挙まだ不安定っていうかな、偉そうなこと言うべきでないかもしれないけれど。あるいは次のポスト、自分の能力を目一杯生かしたいみたいなことに対するいろんな不安もあるのかもしれないけど、でも一緒にやろうよっていう、そういうのを広げていくのは、それは大事なことだと思うので、それが世の中の理解を得るように、そういうような方々が中心にやれるといいなと思いますね。