東京地検の新たな検事正に就任した松下裕子氏が記者会見を開き、「国民の皆さまから信頼されるよう、適正な検察権の行使を徹底したい」と抱負を語りました。

きのう(12日)付で東京地検の検事正に就任したのは、東京都出身の松下裕子氏(58)です。

1993年に任官した松下氏は、法務省刑事局長や最高検刑事部長などを歴任し、2025年7月からは横浜地検の検事正を務めていました。

きょう(13日)の記者会見で、特捜部の検事による威圧的な取り調べや事件関係者との不適切な交際など相次ぐ検察官の不祥事について問われると、松下氏は「検察に身を置く者は、自分たちの権限の大きさに対する畏怖を忘れずに、慎重かつ適正に権限を行使することが大切。信頼に足る存在だと思っていただけるように指導を徹底してまいりたい」と力を込めました。

また、女性として初めて東京地検の検事正に就任したことについては、「検察官という仕事をする上で、男女の別は本来あまり関係ない」としつつ、「これまで男性しか就いていなかったポストに女性が就くと『女性だから駄目だ』とか、逆に『女性なのにすごい』とか性別で評価されがちだが、一度、女性がポストに就けば、その後は、その人が中身で評価されるようになっていく。その第一歩として、最初の女性の検事正になったことを光栄に思う」と話しました。