巧妙化する「有害なアニメーション」
このキャンペーンを紹介した中国メディアは、問題点をさらに深く指摘しています。世間に広く出回っている下品で不適切な動画と比較しても、こうした「有害なアニメ」がもたらす害悪ははるかに陰湿で、広範囲に及びます。一見すると可愛らしい画風で親や子供の警戒心を解きながら、実際には暴力や身体の切断といった衝撃的なストーリーや描写を含んでいるのです。
どの国でも同じですが、こうしたコンテンツは子供に精神的なトラウマを負わせる恐れがあるだけではありません。善悪に関する価値観を歪め、画面上で描かれる暴力行為や過激な行動を真似することにつながりかねないのです。
中には、長年にわたって人気を集めてきたアニメのキャラクターを、AI(人工知能)を使ってパロディ化している悪質なものもあるといいます。「あのキャラクターだ」と子供らを引き付けておいて、暴力シーンなどを織り交ぜる手口です。また、子供たちはそうしたコンテンツを自ら積極的に検索したわけではないのに、アルゴリズムによって「有害なアニメーション」へと誘導されてしまうケースも見られます。














