考え続けて、対話を続けて、社会を動かす

会のメンバーで、進行役を務めていた鶴田雅英さんはメンバーからの様々な話を受け、途中で「考え続ける会は対話を諦めない。グラデーションのあるみんながずっと考え続けるっていうことが、みんなで対話を続けるっていうことが、とても大事です。自分がここの会議に入ったのは、事件始まって2、3年してからですが、こういう場所がないとなかなか考え続けることができないので、そういう場に自分の身を置こうって思って入ったんです」と話しました。

二つの集会どちらでも「社会の関心は薄れている」と怒りを交え、指摘する当事者の声があがりました。施設から地域への移行が進んでいるとは言えないし、障害者への偏見も根強く残っています。

日常生活のバリア、障害は社会の側が作っています。DPI日本会議などの当事者団体や「やまゆり園事件を考え続ける会」のような取り組み、そして教育の場で分けない、地域で自立して暮らすという当事者、支援者の試みは10年の節目だからではなく、日々、地域で行われています。メディアも含めた、社会の側も具体的に動かなければならない時です。

(TBSラジオ「人権TODAY」担当: 崎山敏也記者)