12日夕方、北アルプス水晶岳北方(標高約2,820メートル)の登山道で、崩れた岩に左腕を挟まれ行動不能となっていた埼玉県草加市の会社員男性(50)が、富山県警のヘリコプターによって約8時間半ぶりに救助されました。男性は腕を負傷しており、病院へ搬送されました。

上市警察署によりますと、男性は12日午前9時頃、高天原山荘を出発して温泉沢から奥黒部ヒュッテへ向かっていた際、手掛かりにした岩が崩れて左腕が下敷きになりました。激しい痛みで動けなくなった男性は、自ら110番通報して救助を求めました。

現場付近は当時、悪天候に見舞われており、地上から山岳警備隊員3人が現地へ急行するとともに、天候の回復を待って出動した県警ヘリ「つるぎ」が午後5時半過ぎに男性を無事収容しました。

なお、男性は今月10日に新穂高から単独で入山し、双六岳や高天原を経て水晶岳、奥黒部方面を通り、13日に黒部ダムへ下山する計画だったということです。