520人が犠牲となった日航機墜落事故からきょうで41年です。「空の安全」を祈り、遺族らが慰霊登山を行いました。

きょう、雨が降るなか行われた「慰霊登山」。遺族らは墜落現場の「御巣鷹の尾根」を目指し、ぬかるんだ足元を一歩一歩進みます。

弟・健さん(当時9)を亡くす 美谷島真さん(54)
「今年も来たよっていう気持ち。まず弟に対して。家族が弟の健のことを覚えていてあげなきゃ」

1985年8月12日、羽田空港から大阪・伊丹空港に向かっていた日本航空123便が突然、操縦不能になると、午後6時56分、「御巣鷹の尾根」に墜落。生存者は4人。520人が犠牲となりました。

事故から41年。今年も祈りが捧げられました。

事故で同僚を亡くした女性はこう話します。

同僚を亡くした女性
「彼女の分も頑張らなくちゃいけないし、犠牲になった520人の方、それぞれに人生があったと思うし、その人生の分まで我々がこれから頑張らなければ」

一方で課題もあります。

「いつか私たちも登れなくなる。『誰かに引き継いで』とは言えない。私たちのように続けていきたいと思ってくれる人がいてくれれば」

遺族らの高齢化が進むなか、日本航空でも事故当時を知る60歳以下の正社員は2人に。“風化を防ぎ、事故をどのように継承していくのか”、喫緊の課題となっています。

ただ、「希望」もあります。

父(当時52)を亡くす 宮沢淳子さん(66)
「母が登っていて、私が引き継いで、次にこの子たちに引き継ぎたいなと。毎年仲良く元気に来られたことを父に報告できることが最近の喜び」

次の世代の子どもたちへ「思い」を託すことが必要だと話します。

まもなく、追悼慰霊式が始まります。