「マグロ漁船、第五福竜丸」の衝撃を絵本に

黒田さんは、「戦争」や「いのち」をテーマにした絵をこれまで半世紀にわたって描き続けてきました。
そして今年、新たに子供向けに絵本を製作しました。

物語の題材は1954年にビキニ環礁での水爆実験に巻き込まれたマグロ漁船、第五福竜丸。

保存されている第五福竜丸を黒田さんが初めて見たのは30年前でしたが、その時、強い衝撃を受けたといいます。

黒田征太郎さん(87)
「(当時見た時)航海もできなくなった福竜丸が『俺はまだ生きているよ』という感じであった」

それ以来、第五福竜丸の姿を数多く描いてきた黒田さん。
今年になって絵本にしたのは去年、知人が撮影した今の第五福竜丸の写真がきっかけでした。

黒田征太郎さん(87)
「この写真を送ってきたんです。これを見た瞬間、うわー第五福竜丸、まだ生きているんだ、生きている人のように思えたんですけれど、ぼくもじいさんですがぼくよりもっとじいさんで、しかも元気でずいぶん色変わっているけれど。残った船体は人間の馬鹿さ加減を訴えて続けている。それで本にしたい」














