書き残されたサッカーへの想いと夢

ベルリンオリンピックのあと、行さんは日本サッカーへの思いを書き残していました。

『個人技の完成こそ世界制覇の第一歩である』
『ショートパスの速攻法をあくまでも伸ばす』

行さんはサッカーの指導者としての夢を描いていました。

2006年、親族の手により行さんが暮らした家の敷地に小さな石碑が建てられました。そこに刻まれているのは、一人の青年が確かに生きていた証です。

<史郎さん>
「政治とはちょっと切り離して行われるのがスポーツであり、またオリンピックであるという風に私は思っている。この人らの時は先を読むことは自分じゃできない時代だったからね。その点、いまは平和だよ、平和だと思っている」

松永行さんは、家族に「戦後、ドイツにもう一回行ってサッカーを学びたい」と話していたということです。